PTA会長の卒業式祝辞、全文公開します。800人の前で伝えたかったこと。

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これまでPTA会長になった経緯と、1年間の活動内容を書いてきました。


今回はいよいよ、PTA会長最大の山場。卒業式の祝辞です。

PTA会長の最大の山場。800人の前で祝辞を読んだ話。

うちの子が通う中学校の規模はこんな感じ。

  • 卒業生+在校生:約600人
  • 保護者:約150人
  • 教職員・来賓:約50人

これが意外と緊張しなかった。初めての経験だし、最後の経験だろうし、「楽しもう」ってマインドで臨んだら不思議と落ち着いてた。

800人が自分の声に耳を傾けてくれる瞬間って、超レアですよね。どこまでちゃんと聞いてくれてたかは、まあ置いといて。

祝辞までの流れ

進行役の先生から紹介を受けて、席を立ってから自席に戻るまで、こんな動きをします。
知らずに本番を迎えるとパニくるので参考にどうぞ。

  1. 来賓の方へ一礼
  2. 先生方の席へ一礼
  3. ステージへ上がる → 国旗に一礼
  4. 演壇まで進む → 卒業生・在校生・保護者へ一礼
  5. 祝辞をスーツの内ポケットから取り出し、読み上げる
  6. 祝辞を納めて演壇の右端に置く
  7. 演壇から一礼 → ステージを降りる前に国旗へ一礼
  8. 先生方の席へ一礼 → 来賓へ一礼 → 自席へ戻る

お辞儀の嵐。頭が取れそう。
とにかく堂々と!

祝辞は式辞用紙に印刷して読み上げました。インクジェット対応のものなら自宅で印刷できて、手書きより断然きれい。336円とコスパも最高です。

祝辞(全文)

祝辞

本日は、お忙しい中、多くのご来賓の方々をはじめ、保護者の皆さまのご臨席を賜りまして、誠にありがとうございます

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます

九年間の義務教育を修了し、今日ここに○○中学校の卒業式を挙行できたことを嬉しく思います。子供達が無事に、中学三年間の学業を修め、この〇〇中学校を羽ばたいてゆく今日の良き日を迎えられましたのも、日々熱心にご指導くださった、〇〇校長先生をはじめ、教職員の方々のお陰と心より感謝しております

そして保護者の皆さま、お子さまが生まれたときの感動、成長を見守る喜び、もちろんそれだけではなく、不安や葛藤も数えきれないくらい感じてこられたことでしょう。立派に育て上げられ、本日義務教育修了という、大切な節目を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます

振り返りますと、真新しい制服に身を包んだ入学式から、早三年が経とうとしています。この三年間で、心も体も大きく成長しました。成長の過程で、たくさんの人たちに支えられてきたと思います。横に座っている友達、先生方、そして後ろに座っておられるご両親。ここにはいらっしゃいませんが、おじいさんやおばあさん、さらには地域の方々など挙げれば切りが無いほど、たくさんの方々と関わり、支えられてきたことと思います

いつも誰かが、皆さんのことを想っているということを忘れないでください。そんな人たちに、今日の節目の日にありがとうを伝えてはどうでしょうか。この「ありがとう」という言葉には、言われた相手はもちろん、言った自分自身も幸せにする力があります。ありがとうが人と人とを繋ぎます。この先、素直にありがとうを伝えられる大人になってください。上手に伝えられなくても構いません。感じたありがとうを素直に伝えるようにして欲しいです

私たち大人も皆さんに普段言えない、ありがとうを伝えたいと思います。産まれてきてくれて、ありがとう。生きていてくれて、ありがとう。ここまで大きく成長してくれて、ありがとう。そして、私たちに成長を見守る喜びを教えてくれて、ありがとう

これからの皆さんの未来が、たくさんのありがとうを贈り合う日々が続くことを心から願って、お祝いの言葉とさせていただきます

令和〇年 〇月 〇日 〇〇市立〇〇中学校 PTA会長 〇〇 〇〇

この祝辞に込めた想い

祝辞を通して伝えようか、PTA会長就任以来ずっと考えてた。

そんな中、市内で中学生が自ら命を断つ事件が起きてしまった。

一報を聞いたとき、同じ中学生を持つ親として、胸が締め付けられた。残されたご両親はどんな気持ちだろう。その子は、どれほど辛かったんだろう。何か嫌なことがあったんだろうか。誰かが気づいてあげることはできなかったんだろうか。そんなことが、頭の中をぐるぐると巡った。

答えなんて出ない。でも、だからこそ思った。

勉強ができなくても、運動が苦手でも、生きてさえくれれば良い。生き続けることが一番大切。当たり前のことかもしれないけど、生きていることへの感謝を、ちゃんと言葉にして伝えたい。

親から子どもへ。子どもからお世話になった人へ。卒業という節目に、お互いが「ありがとう」を伝え合えたら。そんな想いから、この祝辞が生まれました。

これからPTA会長として祝辞を書く方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

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