ジムニーの快適化を進めていて、これまでいろんなことをDIYでやってきました。(これまでにやったことは本記事の最後にリンクをまとめて貼っておきますので見ていただけたら嬉しいです)
オーディオに関することは、
- リアスピーカー取り付け
- 天井のデッドニング
- リア(後部座席)のデッドニング
とやってきました。今回はフロントスピーカーの交換をやりました。
フロントスピーカー交換が後回しになった3つの理由
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セパレート式にしたいけど素人に交換できるのか不安
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どのスピーカーにしようか悩んでいた
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ジムニー専用のインナーバッフルの入手に時間がかかった
という理由があります。
結果としてKENWOODの〈KFC-XS164S〉という16cmのセパレートタイプスピーカーに交換しました。(このスピーカーに決めた理由は別の記事で紹介したいと思ってます)素人の僕でも無事に交換できたので、
純正スピーカーを外す
新しいスピーカーに交換するため、お役御免の純正スピーカーを外していきます。
ミラー裏のパネルを外す
隙間に内張剥がしを入れると簡単に外れます。
はい、外れました。秒で外れます。
ドアパネルを外す
ドアの赤丸の3本のネジをプラスドライバーで外します。
3本のネジを外し終えたら、
残ったクリップは、外しておいてください。
純正スピーカーを外す
純正スピーカーを外します。3つの取り付けボルトを外します。
カプラーを抜いてあげると完全に外れます。
ツィーターをどこに取り付ける問題
さぁ、これから新しいスピーカーを取り付ける作業に入っていきます
- A案)ドアミラー裏のパネル
- B案)ダッシュボードの上
- C案)Aピラーに取り付ける
A案)ドアミラー裏のパネルに取り付ける
メリット
- 3つの案の中で、配線の取り回しが一番簡単
デメリット
- 雨の日にドアを開け閉めするとツィーターが濡れる
- 取り付け時にパネルにビス穴を開けないといけない
- ドリンクホルダーにドリンクを置いた時に被る
雨の日にドアを開け閉めすると、ツィーターが濡れるのがイヤなのでこれはなし
B案)ダッシュボードの上に取り付ける
メリット
- 取り付け位置としては、一番しっくりくる(ように感じます)
- 両面テープで取り付けられる
デメリット
- ツィーターがダッシュボードの直近にあるので音がダッシュボードに反響する(らしい)
“音がダッシュボードに反響する” 、
C案)Aピラーに取り付ける
メリット
- 自分に好みの高さにツィーターを取り付けられる(ツィーターは顔に近い高さが良いらしい)
- ドリンクホルダーにドリンクを置いても被らない
デメリット
- 取り付け時にAピラーにビス穴を開けないといけない
どれも一長一短ですが、Aピラーにビス穴を開けることに抵抗がないのでC案に決定!
KENWOOD KFC-XS164Sへの交換手順
ツィーターの取り付け位置が決まったので、新しいKENWOOD KFC-XS164Sへ交換していきます。
Aピラーを外す
Aピラーを外します。
ダッシュボード上から足元まで配線を通す
ネットワーク付きコード(説明書の15番の部品)をダッシュボード横の隙間から入れ、足元まで通します。
針金など少し硬いコシがあるものにテープで固定してあげるとすんなり下まで通ります。
足元のパネルを外す
サイドステップを外します。
足元のパネルを外します。クリップひとつで留まっているので、内張剥がしでクリップを外してあげましょう。
外れました。
配線をドアの中へ引き込む
写真の赤い線のように、ダッシュボードから足元へ通した配線をドアの中に引き込みます。この「配線をドアの中へ引き込む」作業が、フロントスピーカー交換の1番の難関です。
ボディとドアの間にある、蛇腹の部分に配線を通しいくんですが、この蛇腹の中にはいろんな配線がすでに通っていて、隙間がなくスピーカーの配線がなかなか通らない。かなり苦戦しました。この工程を通過できれば、あとは余裕です。
すこしでも蛇腹のなかを通しやすくするため、配線を切りました。「スピーカーへ」と書いてある配線は使用しないので、赤い線の部分から配線を切断します。(必要な端子は、ドアの中に引き込んでから付け直します。)
赤い線のところから切断しました。
いろいろ試した結果、一番簡単で早いやり方を紹介します。
まずは半分に割った割り箸の先端に40〜50cmに切ったビニール紐をテープで固定し、割り箸をボディ側から蛇腹を通し、ドアに押し込んで、ビニール紐を上の写真のように通します。割り箸を外し、今度はビニール紐に配線をテープで固定しビニール紐を引っ張って配線をドア側へ引き込みます。
はい、引き込めました!
配線を引き込んだあとに端子を取り付けます。
電工ペンチも1つ持って置くとカスタムの幅が広がるので持っておいても損はないですよ。
注意!蛇腹は外さない!
写真のように蛇腹を外したら配線が通しやすいかな、と思ったら大間違い!配線を通したあと、蛇腹を元に戻すのにめちゃくちゃ大変でした。場所が狭く、指が入らないため悪戦苦闘。小1時間ほど格闘の末、やっとの思いで元に戻せました。絶対にこの蛇腹は外さない方がいいです。(取り付けるコツがあれば教えてください)
インナーバッフルを取り付ける
ドアの中に配線を引き込んだら、インナーバッフルを付けていきます。このインナーバッフルを取り付けることで、純正のしょぼい10cmのスピーカーの取り付け部分に16cmのスピーカーを取り付けることができるようになるわけなんです。
ジムニー専用 パイオニア UD-K124
インナーバッフルはパイオニアから発売されている、ジムニー(JB64/JB74)専用の〈UD-K124〉を使用。
本体裏側に防振クッションを貼る
本体の裏側のラインに沿って付属の防振クッションを貼ります。
ドアにスピードナットを取り付ける
ドアパネルのネジ穴にスピードナットを取り付ける。軽くはめて、コンコンと叩いてあげると入ります。
インナーバッフルを取り付け
インナーバッフルを取り付けます。中心位置がズレているの分かりますか?これは、「偏心取付機構」といって、パイオニアが特許を取っている機構なんです。
スピーカーを取り付ける
スピーカーを取り付けていきますよ。
純正スピーカーと比較
純正スピーカーと並べてみると、大きさも見た目の高級感も圧倒的に違います。持ってみると重さもまったく違います。
スピーカー裏面にパッキンを貼る
スピーカー裏面に付属のパッキン(説明書の部品番号5番)を貼ります。
スピーカーに配線を繋ぐ
スピーカー裏面の端子に接続コード(説明書の8番の部品)を繋ぎます。
さきほど繋いだ接続コードに変換コード(説明書の7番の部品)を繋ぎます。
接続コードをネットワーク付きコードに繋ぐ
接続コードとドア内に引き込んでおいたネットワーク付きコード(ツィーターの配線)に繋ぎます。
変換コードを車側のカプラーに繋ぐ
変換コードを純正スピーカーが取り付けられていたカプラーに繋ぎます。変換コード側には、カプラーは付いていないので、端子をカプラーに突っ込んであげてください。
注意!+と−は絶対に間違えないように!
カプラーに繋ぐ時に、プラスとマイナスは絶対に間違えないようにしてください。変換コード側は、コードの色でプラス・マイナスが分かるようになっていますが、車側のカプラーのはプラス・マイナスの表示はありません。取り外した純正スピーカーの裏側に表示してあるのでよく確かめてから繋いでください。
スピーカーをインナーバッフルに取り付ける
配線を正しく繋ぎ合わせたら、スピーカーを付属のネジでインナーバッフルに取り付けます。
防音テープを貼り付ける
防音テープを貼り付けます。
ツィーターを取り付ける
お次はAピラーにツィーターを取り付けていきましょう。
両面テープで取り付け金具を貼り付ける
ツィーターの取り付け位置を決めたら、両面テープでツィーターの取り付け金具を貼り付けます。金具の穴(配線を通す穴とビスを通す穴)の位置にドリルで穴を開けます。
箱に型紙がありましたが、ダルいので無視です。
取り付け金具をビスで固定する
取り付け金具をビスで固定します。
配線を通し、金具にツィーターを取り付ける
真ん中の穴に配線を通し、取り付け金具にツィーターを取り付けます。
配線を繋ぐ
3本の配線を繋ぎます。それぞれ形状が違うので繋ぎ間違えることはないので安心してください。
Aピラー取り付ける
Aピラーを取り付けて完了です!
まとめ
- スピーカーを交換しての第一印象は、音質が格段に上がった!本当に!変化の幅にびっくりしますよ!
- 配線の接続に少し迷いましたが素人の僕でもなんとか交換することができました。
- セパレート式のスピーカーは交換するのに難しいイメージがありましたが、それほど難しくはなかったです。
- 自分で交換すると工賃が節約できて最高!
- 音質が爆上がりし通勤時間がハッピーな時間になりました!
合わせて読んでほしいジムニー関連記事
スピーカー交換を考えていたのでとても参考になりました。
また、天井のデッドニングと断熱の記事により惹かれましたので挑戦したいと思っています。ありがとうございました。
コメントありがとうございます!!
自分のブログがお役に立てて嬉しく思います。デッドニングもやると格段に音質があがりますので、是非是非やって見てください。
これからも当ブログを見てやってください(^^)